書苑新社「目と眼差しのオブセッション (トーキングヘッズ叢書 No.85)」
浜崎容子が表紙と紙面でモデルになっています!
2021/1/28発売
目や眼差しは、人の感情を代弁し、ときに、心に秘められた恐怖や狂気を雄弁に映す。
目や眼差し、果ては眼球そのものにまつわるオブセッショナルな物語や表現の数々を解題していこう。
窃視、邪視から千里眼、眼球まで、そのオブセッションの数々!
◎主な内容
目、瞳は何を語る?●沙月樹京
泥方陽菜〜虚空を見つめる諦念の目
神宮字光〜意思があるかのように輝く瞳
下田ひかり〜目からあふれる、臆して語らない者の願い
赤木美奈〜南方熊楠に捧げた〝邪視〟の絵画
三浦悦子の世界〈19〉[まなざし]
四方山幻影話46●堀江ケニー/モデル:浜崎容子(アーバンギャルド)
辛しみと優しみ43●人形・文=与偶
うたかたの夢〜眼力理論と正四面体宇宙●友成純一
「眼」の潜在意識能力〜邪視にまつわる民俗史●赤木美奈
眼球考〜ルドンの絵から●志賀信夫
窃視者の恍惚と不安〜映画『裏窓』『トゥルーマン・ショー』『LOOK』など●浦野玲子
「屋根裏の散歩者」の愉悦●待兼音二郎
網膜の記憶〜犯罪捜査方法「法医学オプトグラフィー」と、そこから派生した物語の数々●浅尾典彦
見世物の映画史●梟木
いったい何を「いま見てはいけな」かったのだろう?〜ニコラス・ローグ監督『赤い影』●松本寛大
機械の眼と人間の眼のあいだ●馬場紀衣
「見えること」の恩恵と呪縛●阿澄森羅
不可視の可視〜千里眼事件のお話●べんいせい
目ン玉飛び出る! 奇天烈眼球譚●日原雄一
穿たれた穴から太陽を覗け〜『ジャガーの眼』を通して唐十郎が寺山修司に捧げたもの●大岡淳
「肉体植民地」から『盲人書簡』へ〜寺山修司への敬意と、唐十郎『ジャガーの眼』●岡和田晃
〈少年の眼〉の逆襲〜ヘルマン・ヘッセ「少年の日の思い出」を読む●宮野由梨香
窃視というタブーをめぐって●並木誠
眼を潰せ! そして、眼を開け!●石川雷太
panpanyaが「見る」世界●高槻真樹
二人称単数●本橋牛乳
《コミック》 DARK ALICE 36. 伊由●eat
〈写と真実9〉 肖像と語る●タイナカジュンペイ
一コマ漫画●岸田尚
Review
乙一「暗黒童話」/安部公房「箱男」/「猫に裁かれる人たち」/「ブラック・スワン」ほか
こやまけんいち絵本館43
立体画家 はが いちようの世界31〜吉原遊郭角海老楼
M氏の暗黒日記III●最合のぼる
TH RECOMMENDATION
メルボルンの先住民アボリジニ博物館
「陶王子 2万年の旅」「赤糸で縫いとじられた物語」
珠かな子写真展、山村まゆ子個展、根橋洋一個展、マンタム+NeQro二人展
ほか
表紙=写真:堀江ケニー/モデル:浜崎容子(アーバンギャルド)
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